津軽百年食堂。(2011年5月1日の出来事)

シネマート新宿なう。ここって、いわゆるここなんじゃんwナツカシス。

 

開演まで時間があるので、ブラブラするか。新宿もこっち側はずいぶん久しぶり。

 

飲みたいけどなぁ…飲んだら寝てしまいそうだものなw

 

あの蕎麦屋、もうないのかな…富士そばでいいかw

 

さて、そろそろ映画が始まるので行きますか。

 

眼鏡っ娘が多くて至福。

 

連チャンの人もいるのね…そりゃそうか。では、後ほど。

 

はい、映画終わりました。津軽百年食堂。自分にとっての「いい映画」の基準は、泣けるか震えがくるか、なんですが…これは泣けたし震えもきました。なので、いい映画ですwまぁ監督やキャストや上映館を見れば、間違いはないと思いましたが。

 

キャストという点では、オリラジの二人が懸念材料でしたが…藤森君、ピッタリでしたねぇ。あの見た目のチャラさが逆に活きましたね。役の上では津軽出身というのが上手くオーバーラップ出来ていた感じです。敦っちゃんは…百年前の人役でしたが、これはこれで味があったようなw

 

舞台は弘前。ストーリーや組み立ては特に目新しくもなくヒネりもありません。原作とは違うというコメントを見かけましたが、一つの映画として良くできていると思います。原作も読んでみたくなりましたね。

 

津軽というか弘前ですか、こういったバリバリ地方というか田舎なんだけれども、我々が思っている以上に人や物の歴史なり蓄積を持った、いくらでも映画の題材になる場所があるのだなぁと。陳腐かも知れませんが、これからはこういう所にも目を向けていくといいのかもしれません。

 

藤森君は食堂の四代目になると決めて。三代目役が伊武雅刀で。この三代目も若い頃は歌手になる事を目指して上京しようとしたが無理矢理継がされた、と。今時分の三代目位の世代が、丁度今の閉塞した日本の指導的立場にいるのかな、などと。そんな事も思ってみたり。

 

百年前の初代役敦っちゃんは体の不具で日露戦争に取られず屋台から蕎麦屋を始めて。彼を支えた友は203高地を生きて帰ってきたが日本に戻ると死んだ事になっていて止む無く馬を扱う稼業を始めて。百年前の時代と、その時代に苦悩しつつも生き方を模索した若者の姿が重なって。

 

と、いう訳で。帰ろう。雨も降ってるし。